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ビタミンB1

働き

ビタミンB1の働きは人が生きるうえで必ず必要となるエネルギーを体内の糖質から作り出すことです。生きている以上は欠かしてはならない物質です。

食事を取ることにより体内にご飯や麺、パンなどの炭水化物が体内に取り入れられます。
この炭水化物が呼吸で取り入れた酸素、そして酵素、さらにビタミンB1の働きによってエネルギーに変換されます。
働きの内容としては、酵素の働きのサポートをしているのがビタミンB1なので、酵素を助ける=「補酵素」とも呼ばれています。
この働きによって疲労物質と考えられている乳酸の蓄積を防ぐことができるので、疲労を改善する働きがあります。

また、中枢神経系・末梢神経系の機能を正常に保つ働きもします。
中枢神経や末梢神経、そして脳のエネルギー源になるのは糖質ですが、糖質を効率よくエネルギーとして変換するためにはビタミンB1が必須です。
脳が疲れているときに甘いものを食べればいい!とよく言われているのは、脳のエネルギー源が糖質だからなのですが、ただ闇雲にお菓子を食べていても脳が使えるエネルギーは効率よく増えません。
しかしお菓子と同時にビタミンB1も摂取すれば、糖質がスムーズにエネルギーに変換されるので脳に非常に効果が現れます。


不足すると

ビタミンB1の欠乏は、5大ビタミン欠乏症の一つである「脚気(かっけ)」を引き起こします。
日本の歴史では特に明治時代に脚気により多くの死者がでていて、年間1〜3万人が脚気により死亡したとされています。結核と並ぶ二大国民病として恐れられていました。
症状は軽度であれば、疲労・動悸・息切れ・むくみなどですが、これらを放置して悪化していくと足がむくんでいき、手足の痺れが始まり、心臓が肥大し、心不全となり、死亡します。
甘く見ていると死んでしまう恐ろしい病気です。


脚気の他にもウェルニッケ脳症があります。
こちらは飲酒量が多い人もなりやすい病気なので、ビタミンB1の摂取量が少なくてさらにアルコールを頻繁に飲む人の場合は発病する危険性が高いです。
症状は主に中枢神経に問題が現れてきます。
時に眼球の運動障害が起こりやすく、目をうまく動かせなくなったり、勝手により目になってしまったり。
他にも運動系統に異常が現れ、歩行することすら手すりなどのサポートがないと不可能になってしまったりします。

また、コルサコフ症候群という病気も併発する可能性が高くなります。
コルサコフ症候群は脳機能障害による健忘症状です。



こうした重病がビタミンB1不足で引き起こされます。
毎日ご飯をいっぱい食べていたとしても、その食事にビタミンB1が含まれていないと食物をエネルギーに変化することができなくなるので、こうした病気になってしまいます。
近年の食生活において、冷凍食品やインスタント食品が増加し、糖質は多く摂取しているのにビタミンB1が不足する自体に陥っています。
なのでこれらの病気は決して縁のない話ではなく、非常に身近で危険な病気なのです。


ビタミンB1が足りていない人

肉体的にも精神的にも疲労が溜まっている人はビタミンB1不足かもしれません。
飲酒や喫煙が多い人は特にビタミンB1が必要となってきます。
肩こりや腰痛を抱えている人もビタミンB1によって改善する可能性があります。

過剰摂取によるリスク

ビタミンB1は水溶性ビタミンの一種です。水溶性ビタミンは一般的に身体に必要な量を超えた分は尿として排出されます。
なので過剰摂取をしても過剰な分は尿として体外へ出て行ってしまうので特に問題となる副作用は報告されていません。


一日の摂取目安量

成人男性:1.4mg
成人女性:1.1mg

ビタミンB1はエネルギー代謝に関与しているので、エネルギーの総摂取量あたりのビタミンB1摂取量を算出する方法もあります。
それによると
1000kcalの摂取に対して、ビタミンB1を0.54mgとされています。


おすすめ食品(100グラムあたり)

動物性では
豚ヒレ肉(0.98mg)
生ハム(0.92mg)
たらこ(0.77mg)
うなぎ(0.75mg)

植物性では
青海苔(0.89mg)
大豆(0.83mg)
こんぶ(0.80mg)
唐辛子(0.50mg)

ビタミンB1は豚肉、うなぎに豊富に含まれています。
ブタミンなんて言葉が一時期流行りましたね。
脚気が明治時代に大きく大流行してしまったのは、白米が原因と考えられています。
それまでは玄米を主食としていて、玄米によってビタミンB1を頻繁に摂取できていたのですが、明治時代に入ると白米が主食の主流となり、結果ビタミンB1が欠乏する自体となってしまいました。